奈良県立図書情報館【公式】

ピンチはチャンス!図書館の中で待っているだけではいられない! 「誰か」と「誰か」、「何か」と「誰か」が出会って化学反応を起こす場を目指して、司書がカウンターを飛び出す。「館」という空間にとらわれず、たくさんの人と、つながりたい!ともに学びたい!奈良県立図書情報館の挑戦がはじまる。

奈良県立図書情報館【公式】

ピンチはチャンス!図書館の中で待っているだけではいられない! 「誰か」と「誰か」、「何か」と「誰か」が出会って化学反応を起こす場を目指して、司書がカウンターを飛び出す。「館」という空間にとらわれず、たくさんの人と、つながりたい!ともに学びたい!奈良県立図書情報館の挑戦がはじまる。

マガジン

  • 図書館員の気になる一冊

    奈良県立図書情報館に所蔵されている本の中から、図書館員が気になる1冊を紹介します。 (こちらの記事は、奈良県立図書情報館メールマガジン「Lib Info NARA -奈良県立図書情報館通信」に掲載されている「図書館員の気になる一冊」を転載しております。)

  • 図書展示情報

    展示の日程について載せています。 展示の詳細や様子は、各SNSにて随時更新していますので、そちらもご覧ください!

  • 展示アーカイブ

    奈良県立図書情報館で行われる図書・資料展示に関連する記事になります。

  • 世界のブックデザイン

    ドイツ・ライプツィヒブックフェアで発表される「世界で最も美しい本コンクール」受賞図書とともに、日本をはじめ各国コンクールの受賞図書を展示する図書企画展のマガジンです。

  • 本棚を旅する

    図書館を旅するための旅のしおりを集めました。記事を片手に、ぜひ本棚を旅してみませんか?

図書館員の気になる一冊

奈良県立図書情報館に所蔵されている本の中から、図書館員が気になる1冊を紹介します。 (こちらの記事は、奈良県立図書情報館メールマガジン「Lib Info NARA -奈良県立図書情報館通信」に掲載されている「図書館員の気になる一冊」を転載しております。)

くわしく見る

コンビニエンスストアと日本の流通:流通経済論からの分析【#図書館員の気になる一冊】

 忙しい時の食事やちょっとした買い物などでコンビニを利用する方が多いと思います。コンビニは、忙しい時や困った時にいつでも頼れる、私達の生活に欠かすことができない身近なものになっているのではないでしょうか。  経済産業省によれば、コンビニは「飲食料品を使い、売り場面積30平方メートル以上、250平方メートル未満、営業時間が1日14時間以上のセルフサービス販売店」と定義されています。コンビニの始まりは、1920年代末のアメリカとされ、1970年代から日本でも出現するようになり、1

ケアする声のメディア:ホスピタルラジオという希望【#図書館員の気になる一冊】

 ホスピタルラジオとは、主にイギリスの病院で入院患者を元気づけ、回復を助けることを目的に始められた取り組みです。日本では2019年に藤田医科大学病院で最初に行われました。本書では、そんなホスピタルラジオの、発祥地イギリスにおける歴史や日本での広がり、今後の可能性について考察されています。  イギリスでは150を超える病院内にラジオスタジオが設けられ、運営はボランティアによってなされています。院内のイヤホンジャックなどから聞けるようになっており、入院患者からのリクエスト曲やメッ

それでも母親になるべきですか【#図書館員の気になる一冊】

 アメリカの大統領選挙関連の報道をみていると、21世紀の現在において、女性候補者に母親の経験があるかが取りざたされることに驚かされます。申し分のない学歴、キャリアを手に入れた女性が大統領候補になったとき、「母親」であることが求められるのはなぜなのでしょうか。  子どもをもたない著者は、子どもをもつ女性ともたない女性との溝を感じ、本書を執筆しました。当初の目的は、歴史上、母親にならなかった女性を取り上げ、価値や功績を評価することにあったといいます。女性が子どもをもたなかった理由

三省堂国語辞典から消えたことば辞典【#図書館員の気になる一冊】

 「辞書を知るなら序文から」そんな発見をした本をご紹介します。  最近、紙の辞書を引くのがおっくうで、何でもネットで検索してしまう。そんな方も多いのではないでしょうか。かくいう私もそのひとり。手に取る機会が減った紙の辞書ですが、改訂版が発行されると、にわかに脚光を浴びます。どんな言葉が追加されたのか、削除されたのかが注目され、メディアでも取り上げられています。  さて、2022年1月には『三省堂国語辞典』の第8版が発行されました。『三国』の愛称で親しまれ、前身の辞書『明解国語

図書展示情報

展示の日程について載せています。 展示の詳細や様子は、各SNSにて随時更新していますので、そちらもご覧ください!

くわしく見る

11月の図書展示情報

展示の詳細や様子は、各SNSにて随時更新していますので、そちらもご覧ください! https://www.library.pref.nara.jp/links/05 11月1日時点聖武天皇 11/1(金)~12/27(金) ゴーリーの世界へ飛び込む ゴーゴーゴーリー 8/31(土)~11/10(日) 19世紀西洋美術の世界~印象派の誕生から150年~ 11/1(金)~11月28日(木) 二商森田君の『わが家の新聞』1940-42 11/1(金)~2/27(木) 日本

10月の図書展示情報

展示の詳細や様子は、各SNSにて随時更新していますので、そちらもご覧ください! 10月1日時点永田家文書とその世界 8/31(土)~10/30(水) ゴーリーの世界へ飛び込む ゴーゴーゴーリー 8/31(土)~11/10(日) 戦体銃後の守3 6/29(土)~10/30(水) ともにあるLGBTQ+ 9/28(土)~10/30(水) 10月11日時点永田家文書とその世界 8/31(土)~10/30(水) ゴーリーの世界へ飛び込む ゴーゴーゴーリー 8/31(土)~

9月の図書展示情報

展示の詳細や様子は、各SNSにて随時更新していますので、そちらもご覧ください! https://www.library.pref.nara.jp/links/05 9月1日時点永田家文書とその世界 8/31(土)~10/30(水) パズる? 8/22(木)~9/5(木) ゴーリーの世界へ飛び込む ゴーゴーゴーリー 8/31(土)~11/10(日) 追悼 新川和江 8/22(木)~9/6(金) 戦体銃後の守3 6/29(土)~10/30(水) 9月3日時点永田家文

8月の図書展示情報

展示の詳細や様子は、各SNSにて随時更新していますので、そちらもご覧ください! https://www.library.pref.nara.jp/links/05 8月1日時点広がる世界ー図鑑編ー 8/1(木)~8/29(木) 広がる世界ー課題図書編ー 7/20(土)~8/29(木) 見上げる 8/1(木)~8/29(木) いわさきちひろ没後50年 8/1(木)~8/25(日) 戦体銃後の守3 6/29(土)~10/30(水) 8月22日時点広がる世界ー図鑑編ー

展示アーカイブ

奈良県立図書情報館で行われる図書・資料展示に関連する記事になります。

くわしく見る

【展示ツアー(後編)】ゴーリーの世界へ飛び込む——ゴーゴーゴーリー

11月10日(日)まで、当館2階にて「ゴーリーの世界へ飛び込む——ゴーゴーゴーリー」を開催中です。 今回は前編に引き続き、展示ツアー後編をお届けします! 前編では、本展示の開催の経緯やゴーリーのプロフィールも紹介しました。 図書展示ぐるっと一周!まずはじめに、展示の様子を動画でご紹介します! ※8月31日に撮影しました。 図書展示紹介前編に引き続き、図書企画展での展示を写真と共にご紹介していきます! ※8月31日に撮影しました。 図書展示「ゴーリーの愛読書―『源氏物語

【展示ツアー(前編)】ゴーリーの世界へ飛び込む——ゴーゴーゴーリー

11月10日(日)まで、当館2階にて「ゴーリーの世界へ飛び込む——ゴーゴーゴーリー」を開催中です。本展示を前編・後編の2回にわたってご紹介します! 開催の経緯今回の展示は、奈良県立美術館で開催している特別展「エドワード・ゴーリーを巡る旅」の関連図書企画展であり、展示内容の提案から解説の作成まで、同館の学芸員さん全面協力のもと実現しました! ゴーリーの著作だけでなく、ゴーリーに影響を与えた文化・芸術に視点を広げ、資料を集めています。 奈良県立美術館 特別展「エドワード・ゴー

世界のブックデザイン2022-23 中国編③~タイガーアンドバニー~

「世界のブックデザイン2022-23」中国編、いよいよ最終回! 『中国童谣翻翻乐(全十册)』から3冊をご紹介します。 全体の様子はこちらから! 1冊目は『过了腊八就是年』です。 臘八(読み:ロウハチ。12月8日。釈迦が苦行を放棄し、菩提樹下で禅定に入って悟りを開いた成道の日)を過ぎたら、お正月になるといった意味のタイトルのよう。次のページが透けて見えるくらい薄い紙を使って、中国の伝統的な行事や食事などが表現されています。 続いては、『弟弟有片小果园』。 いろいろな開き

世界のブックデザイン2022-23 中国編②~さまざまな青色~

前回に引き続き、「世界のブックデザイン2022-23」中国編、『中国童谣翻翻乐(全十册)』から3冊をご紹介します。 全体の様子はこちらをご覧ください! まず1冊目は『什么尖尖尖上天』です。 鮮やかな青色の表紙の作品です。 中を開くと、次の動画のようなページが見られます。 次にご紹介するのは『一园青菜成了精』です。 迫力のある飛び出す絵本です。表紙には銀色でかたどられたたくさんの野菜が描かれています。 ここでは、もやしと人参のページをご紹介します。 他にも様々な野菜

世界のブックデザイン

ドイツ・ライプツィヒブックフェアで発表される「世界で最も美しい本コンクール」受賞図書とともに、日本をはじめ各国コンクールの受賞図書を展示する図書企画展のマガジンです。

くわしく見る

世界のブックデザイン2022-23 中国編③~タイガーアンドバニー~

「世界のブックデザイン2022-23」中国編、いよいよ最終回! 『中国童谣翻翻乐(全十册)』から3冊をご紹介します。 全体の様子はこちらから! 1冊目は『过了腊八就是年』です。 臘八(読み:ロウハチ。12月8日。釈迦が苦行を放棄し、菩提樹下で禅定に入って悟りを開いた成道の日)を過ぎたら、お正月になるといった意味のタイトルのよう。次のページが透けて見えるくらい薄い紙を使って、中国の伝統的な行事や食事などが表現されています。 続いては、『弟弟有片小果园』。 いろいろな開き

世界のブックデザイン2022-23 中国編②~さまざまな青色~

前回に引き続き、「世界のブックデザイン2022-23」中国編、『中国童谣翻翻乐(全十册)』から3冊をご紹介します。 全体の様子はこちらをご覧ください! まず1冊目は『什么尖尖尖上天』です。 鮮やかな青色の表紙の作品です。 中を開くと、次の動画のようなページが見られます。 次にご紹介するのは『一园青菜成了精』です。 迫力のある飛び出す絵本です。表紙には銀色でかたどられたたくさんの野菜が描かれています。 ここでは、もやしと人参のページをご紹介します。 他にも様々な野菜

世界のブックデザイン2022-23 中国編①~オレンジとピンクと紫と黄~

今回は「世界のブックデザイン2022-23」中国編、『中国童谣翻翻乐(全十册)』から4冊をご紹介します。 全体の様子はこちらをご覧ください! まず最初は『小猴子搭戏台子』です。 オレンジ色の表紙に小さなサルの箔押しがしてあります。 4つのわっか、6脚の椅子などが出てくる、1から10の数え歌のような本です。 すべてのページでかわいらしいサルが登場し、ひっくり返すと様々なものが現れます。 最後のページをご紹介します。 続いては『正月梅花香又香』。 梅の花がちりばめられた

世界のブックデザイン2022-23 中国編~箱から出すよ~

こんにちは、奈良県立図書情報館です。 7月30日で終了の「世界のブックデザイン2022-23」、最後にご紹介するのは……中国、こちらの作品です! 2022 最も美しい本コンクール(中国)(2022 最美的书 CHINA) 『中国童谣翻翻乐(全十册)』(めくって楽しむ中国の童謡(全10 巻)) 著者:金波等 発行:人民教育出版社 価格:1480 元 ISBN:9787107325380 デザイン:友雅 印刷:北京尚唐印刷包装有限公司 結構な大きさのこの箱。 実は、様々な工

本棚を旅する

図書館を旅するための旅のしおりを集めました。記事を片手に、ぜひ本棚を旅してみませんか?

くわしく見る

本棚を旅する #9

分類をさらに分類したら? 今回は旅先の話からはじめてみます。 行き先は「1:哲学」。 ご存じの方もおられるかもしれませんが、図書を分野ごとに分類する日本十進分類法では、1つの分類をさらに10個の分類に分けています。ちなみにその先も10個に分けられており、分類によってはその先小数点以下にも数字が続いていきます。 つまり、整数部分は百の位まであり、さらに小数部分まで細分化する分類もあるということです。 では、哲学を細分化すると一体それぞれどんな分類になるのでしょう?

本棚を旅する #8

本棚を旅する 本棚を旅するではこれまで「5:技術」や「8:言語」、「4:自然科学」など様々な場所を訪れてきました。 残る旅先もあと3か所。 果たしてどんな旅先が待っているのか。 想像しながら、今回の旅先に向かってみましょう。 今回の旅先は「6」 と、いうわけで、今回旅をするのはこのあたり。 到着してまず目についたのがこの1冊。 『ビジュアル世界切手国名事典, 中東・アフリカ編』(請求記号:693.8-イタハ) 次の本は打って変わってシンプルな表紙のこちら。

本棚を旅する #7

一番は? たくさんの本棚を旅してきましたが、当館ではどの旅先が一番広い、つまり多くの本棚を占めていると思いますか? 現在一般書架(地図でいうと黄色で塗られている部分です)に並んでいる本の数は、およそ12万冊。棚の数でいうと86棚分あります。 そのうち17棚分を占めているのが今回の旅先です。冊数はおよそ2万冊。全部で10に分類されていることを考えれば、他の分類よりも多くの本が並んでいることがわかります。 果たしてどんな旅先が待っているのか。 さっそく行ってみましょう。

本棚を旅する #6

秋の足音とともに 猛暑続きだった今年の夏ですが、今ではすっかり肌寒く、冬の足音も聞こえつつあるのではないでしょうか。今回の旅先は、そんな時期にピッタリだと思う場所を選んでみました。 どうしてピッタリだと思うのか、ぜひ今回紹介する3冊の本から、その理由を考えてみていただければと思います。 それでは前置きはこの辺に、さっそく今回の旅へ。 今回の旅先は 今回はこちら。 訪れてみると、なんだかデザインや色合いからして目を引く本が多い気がします。本のサイズも今までの旅先と比