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世界のブックデザイン2022-23 中国編③~タイガーアンドバニー~

「世界のブックデザイン2022-23」中国編、いよいよ最終回!
中国童谣翻翻乐(全十册)』から3冊をご紹介します。

全体の様子はこちらから!

1冊目は『过了腊八就是年』です。
臘八(読み:ロウハチ。12月8日。釈迦が苦行を放棄し、菩提樹下で禅定に入って悟りを開いた成道の日)を過ぎたら、お正月になるといった意味のタイトルのよう。次のページが透けて見えるくらい薄い紙を使って、中国の伝統的な行事や食事などが表現されています。

インパクトのある花火の表紙!
鍋で煮込まれる具材!
具材を取り出す(=ページをめくる)と空っぽの鍋が現れました。


続いては、『弟弟有片小果园』。

表紙!
少し斜めから見ると、右側が段々になっているのが分かります。
立体!
上から!

いろいろな開き具合で見てみたくなる1冊です。

最後は…『虎和兔』!
本を閉じた状態、端から覗くウサギたちとトラがすごくかわいいです。

チラッ


そして、とにかく動画を観ていただきたい!

全て広げると……実に1m超!
ラストの「してやったり」なウサギの表情よ……!
裏面はこんな感じです。


『中国童谣翻翻乐(全十册)』、本の自由さを存分に楽しめる作品でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

「世界のブックデザイン2022-23」
会場:奈良県立図書情報館 3階ブリッジ
期間:2024年6月1日(土)~7月30日(火)
※会期中、毎週月曜日(7月15日(月)は開館)、6月28日(金)、7月16日(火)休館
開館時間:9~20時
入場無料

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