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本棚を旅する

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図書館を旅するための旅のしおりを集めました。記事を片手に、ぜひ本棚を旅してみませんか?
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記事一覧

本棚を旅する #8

本棚を旅する 本棚を旅するではこれまで「5:技術」や「8:言語」、「4:自然科学」など様々な場所を訪れてきました。 残る旅先もあと3か所。 果たしてどんな旅先が待っているのか。 想像しながら、今回の旅先に向かってみましょう。 今回の旅先は「6」 と、いうわけで、今回旅をするのはこのあたり。 到着してまず目についたのがこの1冊。 『ビジュアル世界切手国名事典, 中東・アフリカ編』(請求記号:693.8-イタハ) 次の本は打って変わってシンプルな表紙のこちら。

本棚を旅する #7

一番は? たくさんの本棚を旅してきましたが、当館ではどの旅先が一番広い、つまり多くの本棚を占めていると思いますか? 現在一般書架(地図でいうと黄色で塗られている部分です)に並んでいる本の数は、およそ12万冊。棚の数でいうと86棚分あります。 そのうち17棚分を占めているのが今回の旅先です。冊数はおよそ2万冊。全部で10に分類されていることを考えれば、他の分類よりも多くの本が並んでいることがわかります。 果たしてどんな旅先が待っているのか。 さっそく行ってみましょう。

本棚を旅する #6

秋の足音とともに 猛暑続きだった今年の夏ですが、今ではすっかり肌寒く、冬の足音も聞こえつつあるのではないでしょうか。今回の旅先は、そんな時期にピッタリだと思う場所を選んでみました。 どうしてピッタリだと思うのか、ぜひ今回紹介する3冊の本から、その理由を考えてみていただければと思います。 それでは前置きはこの辺に、さっそく今回の旅へ。 今回の旅先は 今回はこちら。 訪れてみると、なんだかデザインや色合いからして目を引く本が多い気がします。本のサイズも今までの旅先と比

本棚を旅する #5

旅も折り返し 今まで4つの旅先を訪れてきましたが、いかがでしたでしょうか? 多くの図書館では日本十進分類法に基づき、図書を大きく10の区分に分けています。 つまり、今回の旅でこの企画も5回目。いよいよ折り返しです。 これまで訪れた旅先は、普段あまり図書館に行かない方にはもちろん、よく行く方の中にも、見慣れない旅先ばかりだったという方もおられるかもしれません。 そして今回の旅先は、さらに見慣れない方が多いかも……? 一体どんな本たちが待っているのか、この記事という名の旅

本棚を旅する #4

今回の旅先は「0」 旅先「5」では技術にまつわる本に、旅先「8」では言語にまつわる本に、そして前回の旅先「2」では歴史にまつわる本に出会いました。 これまでは紹介する本から、旅先がどんなところか想像しつつ旅のしおりを読んでいただきましたが、今回は少し趣向を変えて、先にどんな旅先なのかご紹介させていただこうと思います。 今日の旅先はずばり「0」。ここは「総記」に分類されています。 でも、そもそも総記って一体どういう意味なのでしょう? 日常生活では耳馴染みのない言葉だと思

本棚を旅する #3

「旅」にぴったりの 第1回は技術の本棚を、前回は言語の本棚を旅してきましたが、みなさん気になる出会いはありましたか? 今回の記事で旅先も3つ目。 旅先の選択肢は膨大で、例えば当館の所蔵冊数は開架の図書だけでおよそ25万冊。つまりそれだけの旅先と出会いが待っていることになります。 それでは次は一体どこへ旅に出ようか……と出会いを求めて書棚を歩いていると、「本棚を旅する」というタイトルにぴったりの本たちが並んでいるではありませんか! ガイドを片手にガイドを探しに 私が本

本棚を旅する #2

次の旅先は 前回の旅先「5」はいかがだったでしょうか? 普段出会わないような本との出会いがあったでしょうか? 今回も引き続き、図書館を旅していきます。 今回の旅先は「8」。 「5:技術」のように「8:○○」に一体どんな言葉が当てはまるのか、 ぜひ想像しながら一緒に旅していただけたらと思います。 果たして、どんな本が待っているのか。 それでは早速、旅のしおりを片手に書棚へ行ってみましょう! 「8」って一体どんなとこ? 旅をするのはこのあたり。今回ははしっこです。 さ

本棚を旅する

本棚を旅する 例えば、どこか見知らぬ土地に行くとき。 例えば、近所をお散歩するとき。 行き先や目的に関わらず、旅先で思わぬ出会いをしたことはありませんか? いつの間にか近所にできていた新しいお店を見つけたり、行く予定ではなかったけれど心惹かれて思わず寄り道してしまったり。そんな不意の出会いが、実は旅の醍醐味だったりする人もいるのではないでしょうか。 では、図書館を利用するときはどうでしょう? 本は毎年6万冊以上出版されています。1日180冊と考えると、どれだけ膨大な