奈良県立図書情報館【公式】

ピンチはチャンス!図書館の中で待っているだけではいられない! 「誰か」と「誰か」、「何…

奈良県立図書情報館【公式】

ピンチはチャンス!図書館の中で待っているだけではいられない! 「誰か」と「誰か」、「何か」と「誰か」が出会って化学反応を起こす場を目指して、司書がカウンターを飛び出す。「館」という空間にとらわれず、たくさんの人と、つながりたい!ともに学びたい!奈良県立図書情報館の挑戦がはじまる。

マガジン

  • 図書館員の気になる一冊

    奈良県立図書情報館に所蔵されている本の中から、図書館員が気になる1冊を紹介します。 (こちらの記事は、奈良県立図書情報館メールマガジン「Lib Info NARA -奈良県立図書情報館通信」に掲載されている「図書館員の気になる一冊」を転載しております。)

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    展示の日程について載せています。 展示の詳細や様子は、各SNSにて随時更新していますので、そちらもご覧ください!

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    図書館を旅するための旅のしおりを集めました。記事を片手に、ぜひ本棚を旅してみませんか?

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    奈良県立図書情報館で行われる図書・資料展示に関連する記事になります。

  • note de 災害防災文庫

    災害防災についての情報や、お薦めの本を紹介しています。

記事一覧

やりなおし世界文学【#図書館員の気になる一冊】

 本は1年間に約7万点も出版されている。次から次へ新たな本が出るので、一昔前に出た膨大な数の文学作品に手を伸ばす機会は正直多くはない。また、いわゆる「名作」と呼ば…

カフカ素描集【#図書館員の気になる一冊】

 昨年2023年はカフカ生誕140年、今年は没後100年という年です。カフカと聞くと、『変身』や『城』、『審判』といった不条理や非現実的な作風の小説を思い浮かべる方も多い…

やりなおし世界文学【#図書館員の気になる一冊】

やりなおし世界文学【#図書館員の気になる一冊】

 本は1年間に約7万点も出版されている。次から次へ新たな本が出るので、一昔前に出た膨大な数の文学作品に手を伸ばす機会は正直多くはない。また、いわゆる「名作」と呼ばれる作品を読んだものの「よく分からなかった……」という感想に終わってしまった経験も、文学作品から遠ざかっている理由のひとつかもしれない。『やりなおし世界文学』は、芥川賞受賞作『ポトスライムの舟』や本年(2024年)の本屋大賞にノミネートさ

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カフカ素描集【#図書館員の気になる一冊】

カフカ素描集【#図書館員の気になる一冊】

 昨年2023年はカフカ生誕140年、今年は没後100年という年です。カフカと聞くと、『変身』や『城』、『審判』といった不条理や非現実的な作風の小説を思い浮かべる方も多いと思います。小説の翻訳集や全集の他、いくつかの出版社の文庫本にも代表作が収められていますし、現在も新訳が刊行されるなど日本でも一定の読者層が存在しているようです。
 20世紀の初めのチェコのユダヤ人作家。病弱ながらサラリーマンをし

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