奈良県立図書情報館【公式】
奈良県立図書情報館に所蔵されている本の中から、図書館員が気になる1冊を紹介します。 (こちらの記事は、奈良県立図書情報館メールマガジン「Lib Info NARA -奈良県立図書情報館通信」に掲載されている「図書館員の気になる一冊」を転載しております。)
展示の日程について載せています。 展示の詳細や様子は、各SNSにて随時更新していますので、そちらもご覧ください!
奈良県立図書情報館で行われる図書・資料展示に関連する記事になります。
ドイツ・ライプツィヒブックフェアで発表される「世界で最も美しい本コンクール」受賞図書とともに、日本をはじめ各国コンクールの受賞図書を展示する図書企画展のマガジンです。
図書館を旅するための旅のしおりを集めました。記事を片手に、ぜひ本棚を旅してみませんか?
当館では、2022年7月30日(土)から8月30日(火)まで図書展示「体感する詩」を開催しています。 「詩」と聞いてどんなイメージが浮かびますか? 難しそう、とっつきにくそう、そんなイメージをお持ちの方もおられるかもしれません。でも一度くらいは教科書で読んだことがあるのではないでしょうか。 今回の展示では、誰もが一度は触れたことがあるけれど、よくわからないと思われがちな詩をテーマに、4人の司書が4つの切り口から本と詩を並べました。 展示のきっかけ 現代は日々、多く
夜空を見上げれば、そこにはたくさんの星が輝いています。今の季節だと、はくちょう座のデネブやさそり座のアンタレスなどが有名なのではないでしょうか。 人類は太古より星を眺め、観測し、そこから様々な情報を得たり、星の並びに意味を見出そうとしたりしてきました。日本でよく知られている星座にまつわる物語の多くは、古代ギリシャを起源としています。しかし、その古代ギリシャに起源を持つ星座には、さらに古い時代、つまり古代エジプトやメソポタミアにその原型があったのではないか。本書はこの説に始
夏休みに、いつもと違う世界に目を向けてもらえるような本の紹介・展示を行っています。物語だけでなく多様な世界に目を向けてみませんか。 YAコーナーで展示している「夏のとも 2022 背のび本で出会う夏」 ちょっと背のびして大人の世界へ。 当館の司書が、大人向けといわれる本の中から様々な分野の本を選び、メッセージを添えて「YA世代に贈る背のび本」リストを作成してみました。 ここに載っている本は展示会場でも手にとって見ることができます。 この夏、一歩ふみだす読書の冒険を楽しんでみ
こんにちは。奈良県立図書情報館のヤマです。今年も梅雨がおわり、海や川に行きたくなる季節がきました。そこで、今回のBBBのテーマは「水」です。 日本は海に囲まれ、河川も多くあり、水に恵まれた国といえます。また、日本の年平均降水量は世界平均の約2倍になります。しかし、日本の降水量は季節ごとの変動が激しく、梅雨期と台風期に集中しているため安定した水の確保は難しい環境です。 そこで、当館職員が「水問題」についての本を3冊選んでみました。 水がなくなる日水と社会 : 水リテラシーを学
展示の詳細や様子は、各SNSにて随時更新していますので、そちらもご覧ください! 8月19日時点・体感する詩 7/30(土)~8/30(火) ・web展示BBB「みず・ミズ・水」 7/1(金)~9/29(木) ・背のび本で出会う夏 7/30(土)~9/29(木) ・昭和十年代橿原周辺大和史蹟等アルバムより 7/30(土)~10/27(木) ・SPQR=『S:スッと飲みこめ、P:パッとわかる、Q:休日にオススメのR:ローマ』入門 8/16(火)~9/4(日) ・追悼 レイモン
本書は、作家であり、画家、建築家などとしても多彩に活動する坂口恭平氏がコロナ禍をきっかけに故郷の熊本で畑を始めた記録です。 畑では日々野菜が成長し、雑草が生え、虫や鳥や、ノラジョーンズと名付けた猫など、生き物たちもたくさん訪れます。毎日表情を変える自然と向き合ううちに、畑の土で陶芸を始め、また風景や変化する空の様子をパステル画で描き始めました。変化していく自然を受け止め、自身も自然の一部なのだと受け入れた時、長く患っていた躁鬱(そううつ)の症状もいつの間にか出なくなってい