奈良県立図書情報館【公式】

ピンチはチャンス!図書館の中で待っているだけではいられない! 「誰か」と「誰か」、「何か」と「誰か」が出会って化学反応を起こす場を目指して、司書がカウンターを飛び出す。「館」という空間にとらわれず、たくさんの人と、つながりたい!ともに学びたい!奈良県立図書情報館の挑戦がはじまる。

奈良県立図書情報館【公式】

ピンチはチャンス!図書館の中で待っているだけではいられない! 「誰か」と「誰か」、「何か」と「誰か」が出会って化学反応を起こす場を目指して、司書がカウンターを飛び出す。「館」という空間にとらわれず、たくさんの人と、つながりたい!ともに学びたい!奈良県立図書情報館の挑戦がはじまる。

マガジン

  • 図書館員の気になる一冊

    奈良県立図書情報館に所蔵されている本の中から、図書館員が気になる1冊を紹介します。 (こちらの記事は、奈良県立図書情報館メールマガジン「Lib Info NARA -奈良県立図書情報館通信」に掲載されている「図書館員の気になる一冊」を転載しております。)

  • 図書展示情報

    展示の日程について載せています。 展示の詳細や様子は、各SNSにて随時更新していますので、そちらもご覧ください!

  • 展示アーカイブ

    奈良県立図書情報館で行われる図書・資料展示に関連する記事になります。

  • 世界のブックデザイン

    ドイツ・ライプツィヒブックフェアで発表される「世界で最も美しい本コンクール」受賞図書とともに、日本をはじめ各国コンクールの受賞図書を展示する図書企画展のマガジンです。

  • 本棚を旅する

    図書館を旅するための旅のしおりを集めました。記事を片手に、ぜひ本棚を旅してみませんか?

記事一覧

陰陽師とは何者か:うらない、まじない、こよみをつくる【#図書館員の気になる一冊】

2023年は、姫路城が世界遺産に登録されて30周年、彦根城が世界遺産の事前評価制度に 申請と世界遺産に関連する城の話題が注目される年でした。この図書展示では世界遺産について知る本や、世界遺産の中でも城関連の図書を展示しています。#奈良県立図書情報館 #世界遺産 #城

月夜の黒猫事典 : 知られざる歴史とエピソード (ひみつの本棚シリーズ)【#図書館員の気になる一冊】

おばあちゃんは猫でテーブルを拭きながら言った:世界ことわざ紀行【#図書館員の気になる一冊】

陰陽師とは何者か:うらない、まじない、こよみをつくる【#図書館員の気になる一冊】

 突然の年越しに、当時の人は大慌てだったことでしょう。  今から151年前、明治5年(1872)の11月9日、政府から改暦の布告が出されました。それまでの太陰太陽暦を太陽暦に改め、12月3日を明治6年1月1日とする突如の年明けが申し渡されたのです。本書によると、このことは、現在のカレンダーにあたる「暦」をつくっていた人々にも知らされていなかったようです。すでに刷り終えた暦の在庫を大量に抱え、彼らは莫大な損失をこうむりました。その中には、かつて陰陽師だった人たちも含まれていたよ

2023年は、姫路城が世界遺産に登録されて30周年、彦根城が世界遺産の事前評価制度に 申請と世界遺産に関連する城の話題が注目される年でした。この図書展示では世界遺産について知る本や、世界遺産の中でも城関連の図書を展示しています。#奈良県立図書情報館 #世界遺産 #城

月夜の黒猫事典 : 知られざる歴史とエピソード (ひみつの本棚シリーズ)【#図書館員の気になる一冊】

 黒猫と聞くと、どういったイメージをお持ちでしょうか。昔の日本では不思議な力があると考えられていたようです。『日本国語大辞典』によると、「黒猫」は、「全体の毛の色が真黒な猫。江戸時代には、これを飼えば労咳(肺結核)が治るという俗信があり、恋の病にも効験があるといわれた。」とあります。自由気ままで神秘的な猫の中でも、黒猫は特別な存在だったことがわかります。日本以外の国々でも、黒猫には特別な力があると考えられていました。そのことがわかるのがこの本です。  本書は、世界の黒猫にまつ

12月の図書展示情報

展示の詳細や様子は、各SNSにて随時更新していますので、そちらもご覧ください! https://www.library.pref.nara.jp/links/05 12月1日時点冬の本棚 12/1(金)~12/27(水) #奈良県立図書情報館 #奈良 #公共図書館 #公立図書館 #展示 #読書 #本 #本の紹介

おばあちゃんは猫でテーブルを拭きながら言った:世界ことわざ紀行【#図書館員の気になる一冊】

 今回取り上げる本のタイトルは、『おばあちゃんは猫でテーブルを拭きながら言った』。え?猫がかわいそう…、という話ではありません。これは「意外なところに道がある、解決策はひとつではない」という、フィンランド語のことわざです。言語にまつわるおもしろいエピソードが好きな著者が、海外ルーツの人や翻訳家などに会うたびに、ことわざを紹介してもらい、雑誌のコラムに書いていたものを、1冊にまとめたのが本書です。  タイ語の「表面に振りかけたパクチー」、ズールー語(南アフリカ)の「鼻が邪魔だと

本棚を旅する #6

秋の足音とともに 猛暑続きだった今年の夏ですが、今ではすっかり肌寒く、冬の足音も聞こえつつあるのではないでしょうか。今回の旅先は、そんな時期にピッタリだと思う場所を選んでみました。 どうしてピッタリだと思うのか、ぜひ今回紹介する3冊の本から、その理由を考えてみていただければと思います。 それでは前置きはこの辺に、さっそく今回の旅へ。 今回の旅先は 今回はこちら。 訪れてみると、なんだかデザインや色合いからして目を引く本が多い気がします。本のサイズも今までの旅先と比