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本棚を旅する #2

次の旅先は

前回の旅先「5」はいかがだったでしょうか?
普段出会わないような本との出会いがあったでしょうか?
今回も引き続き、図書館を旅していきます。

今回の旅先は「8」。
「5:技術」のように「8:○○」に一体どんな言葉が当てはまるのか、
ぜひ想像しながら一緒に旅していただけたらと思います。

果たして、どんな本が待っているのか。
それでは早速、旅のしおりを片手に書棚へ行ってみましょう!

「8」って一体どんなとこ?

旅をするのはこのあたり。今回ははしっこです。


さっそく気になったのがこの1冊。


『イタリア人が日本人によく聞く100の質問』(請求記号:877.8-フオル)

イタリア人が日本人によく聞く100の質問 : イタリア語で日本について話すための本
カルラ・フォルミサーノ, 入江たまよ著

イタリア語を学ぶための1冊。なのですが、その中に登場する100の質問のクセがすごい。
『Spesso mi danno un pacchettino di fazzoletti perstrada, ma perche?』
こちら意味は『よくティッシュペーパーを道端でくれるのですが、どうしてですか?』とのこと。
他にも一般的な教科書には載ってなさそうな、でも日常会話では尋ねられそうな気がしないこともない質問から始まる会話文がたくさん掲載されています。

そのまま棚を眺めながら横へ横へと歩いていると……。

『誤解されやすい方言小辞典』(請求記号:818-シノサ)

誤解されやすい方言小辞典 : 東京のきつねが大阪でたぬきにばける
篠崎晃一著

先ほどのイタリア語の本とは打って変わって、今度は日本国内の色んな方言に関する1冊。
方言には方言とわかって使っているものもあれば、方言だと気づかず使っているものもあったりします。後者の方言をまとめたのがこの1冊。
例えば「えらい」。辞書でひけば「偉い」として意味が載っていますが、この言葉、西日本の広い範囲で「骨が折れる」「疲れる」の意味で使われています。実際、私も疲れた時に「えら」とつい言ってしまうこともしばしば……。

さらに今度は棚の裏側へ。

『目でみることばのずかん』(請求記号:810-オカヘ)

目でみることばのずかん
おかべたかし文 ; やまでたかし写真

「図星」ってどんな星?「ぶっきらぼう」ってどんな棒?
この本は38の言葉を写真でとらえた図鑑、つまり言葉を目で見る1冊になっています。
漢字のもとになった生き物や風景、似たもの言葉の違いなど、知ると誰かに話したくなる言葉の本当の姿が大集合!大きく見やすい写真で、大人から子どもまで気軽に読むことができます。
ぜひ、言葉の面白さを視覚から感じてみてはいかがでしょう。

「8:○○」に入るのは

さて、3冊ほど紹介させていただきましたが、みなさん、今回の旅先がどんなところだかわかりましたか?

今回の旅先は、ずばり「8:言語」!

ここには、いわゆる英会話やその言語を習得するための本だけでなく、
様々な言葉にまつわる本が並んでいます。
紹介した3冊も、テーマは言語ですがそれぞれ切り口はバラバラでしたね。

また「8:言語」には日本語からはじまり、英語、ドイツ語、フランス語、と馴染みのある言語から、古代エジプトで使われていたヒエログリフを扱った本も並んでいます。
まさしく自分の世界が広がる1冊に出会える、そんな旅先かもしれません。

今回もコメントでぜひ、みなさんが本棚で出会った素敵な1冊を教えてください。

それではまた、次の旅先でお会いしましょう。

みんなにも読んでほしいですか?

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