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世界のブックデザイン2022-23 中国編①~オレンジとピンクと紫と黄~

今回は「世界のブックデザイン2022-23」中国編、『中国童谣翻翻乐(全十册)』から4冊をご紹介します。

全体の様子はこちらをご覧ください!


まず最初は『小猴子搭戏台子』です。
オレンジ色の表紙に小さなサルの箔押しがしてあります。

4つのわっか、6脚の椅子などが出てくる、1から10の数え歌のような本です。
すべてのページでかわいらしいサルが登場し、ひっくり返すと様々なものが現れます。

最後のページをご紹介します。

楽しそうな様子のサルが描かれています。
しかけを起こして手前に倒すと…
夢の中の出来事だったのでしょうか、鼻ちょうちんをつけたサルが現れました!


続いては『正月梅花香又香』
梅の花がちりばめられた表紙です。

月ごとに季節の花が切り絵になっています。

4月は薔薇(バラ)です。
5月は石榴(ザクロ)。

花の部分は次のページの色が見えるように切り抜かれています。
4月の薔薇の花は黄色と赤です。それぞれ5月の石榴のページの黄色とさらに次の6月の蓮のページの赤色が見えています。


3冊目は『一对蝈蝈吹牛皮』をご紹介します。
淡い紫色の表紙です。

この本は2匹の虫が自慢話をするお話となっています。

ページが折りたたまれており、横に長く伸びるようになっています。

このシーンはピンクの虫がクジラを食べたと言っているシーンです。
他のページでも様々なものを食べている様子が描かれています。
 
2匹の虫たちが何を食べたと自慢しているのかぜひ確認してみてください!


最後は『孙悟空打妖怪』
黄色い表紙には星がちりばめられています。

淡い色合いのカラフルなページが様々な形に切り抜かれています。

繊細な切り絵がどんどん重なっていく様子を動画でご覧ください。


今回は10冊のうち4冊をご紹介しました!
残りの6冊もご紹介しますので、お楽しみに!!

「世界のブックデザイン2022-23」
会場:奈良県立図書情報館 3階ブリッジ
期間:2024年6月1日(土)~7月30日(火)
※会期中、毎週月曜日(7月15日(月)は開館)、6月28日(金)、7月16日(火)休館
開館時間:9~20時
入場無料

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