誰が撮っても、同じじゃない。~報道写真記者と広告写真家の比較作品展~(セミナーの動画あり)
報道写真記者と広告写真家の比較作品展
「誰が撮っても、同じじゃない。」会場風景
報道写真記者と広告写真家の比較作品展セミナー
「誰が撮っても、同じじゃない。」
写真展「報道写真記者と広告写真家の比較作品展」関連図書展示
報道写真と広告写真。一方は真実を広く世に知らしめるためにあり、他方は企業や商品、サービスを宣伝するために生み出されます。一見すると対極に位置するかのように思われますが、果たしてそうでしょうか。写真は一瞬を切り取って表現する手段です。切り取る対象のどこをクローズアップするか、どんな文脈の中に置くかを少し変えただけでも、その意味や伝わり方は激変します。写っているものはたしかに存在した瞬間のはずなのに、『誰が』『どのように』抽出したかによって、ある指向性を持つのです。
この点に関しては目的が報道であっても広告であっても変わらず、一枚の写真の前に立つとき、私たちは写真家が対象に持つイメージを共有し、その先にあるメッセージを受け取っていることでしょう。