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資料展示「近代日本の車窓から―150th Anniversary of the Railway―」(イメージ動画あり)(4/13追記)

展示概要

 当館では、5月29日まで日本の近代化とその発展の基礎を築いた明治以来の鉄道敷設をテーマに展示を開催しています。明治5(1872)年9月12日(新暦10月14日)、新橋―横浜間に日本で初の鉄道が開通しました。それを記念して、日本国有鉄道は大正11(1922)年にこの日を「鉄道記念日」に制定しています(平成6年に「鉄道の日」と改称)。本年は鉄道敷設から150年、「鉄道記念日」制定から100年という節目の年にあたります。

 当館が所蔵する公文書や貴重書などの歴史資料と関連図書から、全国的な鉄道網の整備と奈良県内における鉄道敷設のあゆみについて、幅広くご紹介します。図書館と公文書館の機能を合わせ持つ当館ならではの展示を、ぜひお楽しみください。

イメージ動画


展示期間・場所

開催期間:令和4年4月1日(金)~5月29日(日)
開館時間:午前9時〜午後8時
※休館日 毎週月曜日および4月28日(木)
展示場所:図書情報館3階ブリッジ


展示風景

本展のノベルティとして、当館資料を活用した”しおり”を配付しています

おわりに

 ところで、当館では昨年の2月20日から4月29日にかけて「観光地・奈良の姿 ―明治・大正・昭和初期編―」と題した資料展示を開催し、noteでweb展示として公開しています(web展示 奈良県立図書情報館 資料展示「観光地・奈良の姿」紹介)。この展示は、明治から昭和初期にかけての「観光」をテーマにしたものでした。

 多くの方々に展示をご覧いただきましたが、直接感想を頂戴したり、noteへ温かいコメントをお寄せくださった方もいらっしゃいました。大変有り難く、今回の展示準備の励みにもなりました。

 また「観光地・奈良の姿」の展示資料の一つとして、絵葉書を複製してご紹介したのですが、これをご覧いただいた方からご自宅に保管されていた絵葉書を当館で役立ててほしいとのご厚意で、ご寄贈いただくことになりました。今回の展示では、その絵葉書の一部も展示ケース内に陳列しています。

 一つの展示から新たな展示へとつながり、さらに広がりが生まれることは私たちにとってとてもうれしく、また感慨深く思います。今回は「鉄道」というテーマで企画しましたが、見てくださる方々それぞれの視点で様々な楽しみ方をしていただければ幸いです。