「ヘルシンキ生活の練習」【#図書館員の気になる一冊】
著者の朴沙羅さんは社会学者で、2020年2月、フィンランドに移住しました。本書は、日本から約7,500km離れたフィンランド、ヘルシンキの地で、しかも新型コロナウイルスという未知の感染症流行下において、2人の幼い子どもと1から生活を始めた著者の暮らしの記録です。
フィンランドなどの北欧諸国は、日本からはある種のユートピアのように見なされることが多いのではないでしょうか。フィンランド生まれの「ムーミン」や「マリメッコ」も、穏やかで牧歌的なイメージに影響しているかもしれません