「生き物が大人になるまで 「成長」をめぐる生物学」【#図書館員の気になる一冊】
毎年、子育てについて書かれた本が数多く出版されています。しかし、人間の子育てや成長を、ほかの生き物のパターンと比較しながら書いた本というのは珍しいのではないのでしょうか。
幼虫時代はなぜ必要なのだろう?子育てをする生き物としない生き物は何が違うのだろう?成長するってどういうことだろう?本書は、こうした素朴な疑問について考えることからスタートし、雑草生態学の専門家である著者はこうした疑問に答えるべく、多種多様な生き物の生態を紹介していきます。そして、それぞれの生き物と人間の